支部長挨拶
櫻井 宏一
(服部胃腸科)
昨年9月、野崎良一先生の後任として伝統ある日本大腸検査学会九州支部長を拝命しました。大変光栄に存じますとともに、その責任の重さを実感する日々でございます。九州支部会役員、評議員の皆様のご指導をいただきながら、会員の皆様と一緒に本支部会のさらなる発展に努めてまいります。
さて、本支部会は平成5年に発足し、初代支部長中馬康男先生、第2代渋江正先生、第3代牧山和也先生、第4代野崎良一先生と日本を代表する先生方の強力なリーダーシップの下で九州地区における大腸検査・治療の学術レベルの向上、発展に貢献してきました。
私は大学病院時代、恥ずかしながらこの学会の存在を知りませんでしたが、服部胃腸科に赴任し、野崎先生からお声掛けをしていただき今日に至っております。現在、多くの学術集会、研究会、講演会がありますが、本支部会は医師だけでなく、内視鏡技師、看護師、保健師、臨床検査技師、臨床放射線技師、検診担当事務職員などのメディカルスタッフが一堂に会して学術的研究発表、討論を行い、大腸検査・治療の基礎から最新の知識の修得ならびに学術的交流を図ることができる数少ない学会です。
さらに、親学会である日本大腸検査学会(工藤進英 理事長)とも連携し、全国で数少ない支部会(熊本と北海道)として活動しています。本学会での発表内容は、親学会や他の学会に出しても引けを取らない質の高い演題が 多く、大腸検査学会誌に投稿できる内容でもあり、是非積極的に応募していただければと思います。
歴史と伝統のあるこの支部会は今年で31年目を迎えますが、現在の問題は会員数の頭打ちであり、さらなる発展のためにも個人会員数、施設会員数、賛助会員数を増やすことが最重要課題です。この学会の存在を知らない 先生も多く、九州で開催される学会などでお声かけをするなどして認知度を上げる努力をしていきたいと考えています。
今後さらなる学術的レベルの向上に努め、本支部会のさらなる発展のために全力を尽くしてまいりますので、 関係各位のご指導、ご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
これまでのご尽力に深謝申し上げ、支部長の挨拶とさせていただきます。